1Zpressoの最上位ミル『JPpro』のアップグレード版が、ついにこの春登場しました。
そもそも、「JPpro」は 1Zpresso というより、国内メーカーの Plusmotion が手がけたモデルなのですが、今回リリースされた『K-Ultra』は、台湾に拠点を置く 1Zpresso が満を持して発表した最新モデルとなっています。
デザインを中心にかなり改良され、使用感も大幅に向上。結論、僕は「JPpro」から「K-Ultra」に切り替えました。その理由も含めて、使ってみた感想をレビューしていきます。
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全てが最高峰。1Zpresso『K-Ultra』コーヒーミル
この重厚感あふれる美しいミルが、台湾発のコーヒー器具ブランド・1Zpresso の『K-Ultra』。同ブランド初となる折りたたみ式ハンドルを採用し、コンパクトに収納できるように。ミルの収納問題には頭を抱えていたので、これは嬉しい!
挽き目数は150を誇り、エスプレッソからフレンチプレスまで、幅広く対応しています。1Zpresso 曰く、甘さを引き出しやすくするために金属刃にも改良を加えたとのこと。手先を汚さないように、挽き目調節は上部のダイヤルで。
価格はAmazonだと43,080円 (税込) で、JPproとほぼ同じ価格。しかし今回は、オリフィー限定のクーポンを公式サイトで使うと5%OFFで購入できます (詳しくは記事の最後で)!
なぜ「JPpro」から「K-Ultra」に切り替えたの?
いちばんの理由は「使いやすさが格段に向上した」から。後述するコーヒー粉のクオリティは JPpro とほぼ同じか、それ以上 (それもすごい) 。加えてデザインが全くの別物で、カスタマーニーズをより反映してくれました。
⚫︎粉受けがマグネット式に。底面にはラバー
⚫︎曲がるハンドルもかなり快適。倒れにくくなった
⚫︎重さも10gほどしか変わらなかった
粉受けがマグネット式に。底面にはラバー
数ある仕様変更の中で、最も嬉しいのが「粉受けがマグネットになった」こと。ボトルキャップのように回すことなく、1cmほどクイッと捻るだけで取れます。磁力も強力なので、挽いてるときに落ちる心配もなさそうです。
粉受けの裏面にラバーシートが付いたのもナイス!ミルを置くときに不快な金属音が鳴らないし、倒れにくくもなりました。また、ハンドルの蓋部分にはスモークがかかり、汚れが目立たないように。地味だけどこれも嬉しいポイント。
曲がるハンドルも案外快適。倒れにくくなった
冒頭でも話したハンドルは、完全に90度折り曲がるというより、私たちが「腰に腕を当てたようなフォルム」になるため、抜群の収納性、とまではいかなそう。でも、不意に手がハンドルに当たって、ミルが倒れる心配が減りました。
折り曲げ方はというと、ハンドル中央にある細長いパーツを起点に、その下をギュイっと持ち上げて、180度回転させます。するとスタイリッシュに様変わりします。戻すときはその逆。力もまったく要らないので、女性も簡単にできますよ。
重さも10gほどしか変わらなかった
重さは JPpro とほとんど変わらず、個人調べだと K-Ultra が「693g」で、JPpro が「685g」。胴回りの太さも同じくらいだから、重さやデザインによる挽き心地は同じ。ただ K-Ultra の方が取っ手を握りやすいので、ラクに挽けています。
極細から粗挽きまでの挽き目は?味はどう?
挽き目のクオリティは、JPpro と同じくらい。抽出速度や味もほぼ同じように感じましたが、どちらかと言えば JPpro はスッキリ目、K-Ultra はコクや甘さをより感じやすい気が。極細挽きから粗挽きまで、3つの挽き目を撮ってみました。
まずは極細挽き。大きさが均一かは分かりにくいですが、触るとすごくフワッフワ。1Zpresso のエスプレッソ向きミル『K-Max』の上位互換と、中の人が謳うだけあります。実際、甘さや質感が増した印象を受けました。
続いて中挽き。粉が均一であればいい、という訳でもないですが、均一性の高さは「味わいの再現性が上がる」という点ではやはり魅力的 (各粉から成分が均等に出るため)。K-Ultra は、JPpro とまったく同じレベルで均一でした。
最後に粗挽きはと言うと、驚くほどに均一!粗挽きは大きさにばらつきが起きやすいんですが、これはそのデメリットをほとんど感じさせません。これは JPpro よりも明らかに優れていますね。
K-Ultra と JPpro、JXpro を比べてみた
ドリップ用に K-Ultra を使う人が一番多そうなので、K-Ultra のドリップ挽きを、 JPpro と JXpro のドリップ挽きとも比べてみました。
JPpro と JXpro もオールラウンド向きのミルですが、中挽きは K-Ultra と JPpro が同じくらい均一。Xpro は大きな粉も少しあるかなと感じましたが、それでも申し分ないレベル。
ちなみに、エスプレッソは3つとも同じレベルで均一。甘さを感じやすい順番は、「K-Ultra → JPpro → JXpro 」でした。自宅でもカフェラテを作る人が増えてきたので、エスプレッソを淹れる人にも K-Ultra は良い選択肢だと思います。
3週間ほどメインのコーヒーミルとして使ってみて
毎日使っていると、良い点や気になる点がさらに見えてきました。購入するなら参考にしてほしいポイント3つを最後にまとめて買いておきます。
握るというより、つまむ。新しい取手デザイン
今季からは取手のデザインも改良。初代の丸型から二代目の逆三角を経て、ひょうたん型に。人間工学に全振りしたデザインが誕生しました。握るというよりは「指先でつまむ」という表現が合っているように感じます。
でもこれが逆三角形よりもずっと握りやすくて、力も伝えやすいので、極細挽きのときは特に助かっています。ただ、僕は手が小さい方 (女性だと少し大きいかな?くらい) なので、男性の中でも手が大きい人は小さく感じるかも。
挽いているときに粉受けが緩まないのがストレスフリー
マグネットの粉受けは少し回すだけで簡単に外せるし、強力マグネットのおかげで挽いてるときに緩んで外れかけることも一切ない!ミルのレビューには「粉受けが外れがち」というバッド評価が付き物なので、これはぜひ期待してほしいです。
また、粉受けと本体が接する箇所にコーヒー粉が溜まることもほぼゼロ。なので、粉が本体と粉受けの間に挟まってうまくセットできない、なんてことも減りました。ただし (目立たないけど) マグネット部分が傷つきやすい印象も。
やはり重さが気になる場面も
男性の僕は女性より握力がある方なので、エスプレッソ用に細かく挽くのも (疲れるけど) 大きな問題はなし。でも、先日左手を怪我して握力が落ちた今、重くて太さも若干ある「K-Ultra」をエスプレッソ用に挽くのが結構大変でした。
女性の平均握力が30kg弱ということを踏まえると、女性がエスプレッソ用に使うにはしんどいように感じました。
まとめ
こんな感じで 1Zpresso からこの春登場した手挽きミル『K-Ultra』を紹介しました。これまでは JPpro を最高峰と謳っていましたが、今後は K-Ultra をそのように呼んでいきます。それくらい、使ってみて良かったです。
最後に繰り返しにはなりますが、オリフィー限定のクーポンを 1Zpresso 公式サイトで使うと、5%OFFで購入できます!為替 (USドル) によって価格が少し前後する可能性もありますが、いずれにせよお得にGETできるはず (執筆時点だと約42,000円 (からの5%OFF) で購入可能) 。
公式サイトの右上には、日本語表記に変更できるボタンもあります。送料も無料。到着まで1週間ほどかかりますが、簡単に注文でできるので、ぜひ。
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