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ドリップに特化。FELLOW の電動グラインダー『Ode Brew Grinder Gen2』が待望の日本初上陸!レビュー[PR]

ドリップ帯に特化。ワンランク上の電動グラインダーがついに日本上陸──。

遡ること1年前、たぶん日本中のコーヒーラバーが待ち望んでいた FELLOW グラインダーの正規販売が中止に。個人輸入の道しか残されていないかと思われました。が、今月からアップデート版の『Ode Brew Grinder Gen2』が正規販売されることに!

まるで建築物のような造形が美しい筐体は、キッチンに置くだけで心が躍ります。嬉しいことに先行で頂いたので、約1ヶ月間使ってみた感想をシェアしていきます。

FELLOW | Ode Brew Grinder Gen2 – Kigu Coffee 公式サイト

Contents

ドリップ帯に特化。FELLOW の『Ode Brew Grinder Gen2』レビュー

こちらが『Ode Brew Grinder Gen2』。刃を2年かけて改良し、家庭用グラインダーにしては大きい64mmフラット刃を搭載。円錐形のコニカル刃より、酸味やクリーンさを引き出しやすい印象があります (詳しくは後述) 。

大きなダイヤルをカチカチ回すことで、31段階の挽き目調整が可能。エスプレッソほど細かくは挽けないですが、(ぎりぎり) モカポットからフレンチプレスまで対応。狭いレンジだからこそ、細かな挽き目調整ができます。

容量は100g。深煎りだと85gとかでしょうか。カラーは白・黒の2色展開。価格は家庭用だとハイエンドな61,600円 (税込) ですが、2年保証だし、日本の100Vでもフルパフォーマンスで使えるし、正規品の特権ですね。

Ode Brew Grinder Gen2 の大きな特徴3つ

⚫︎本体をきれいに保つ、静電気低減機能を搭載
⚫︎前モデルから大幅アップデートした『Gen2ブリュー刃』
⚫︎静音性と自動ストップ。賃貸でも使いやすい

本体をきれいに保つ、静電気低減機能を搭載

Gen2から静電気低減機能を搭載し、静電気によるコーヒー粉の散らばりが少なくなったそう。実際に挽いた後の様子はこんな感じです。5回ほど使ってみても、粉の散らばりは特に気になりませんでした。すごい。

磁石でしっかり止まる粉受け

一応専用ブラシも付属、してはいるのですが、頻繁に使うことはなかったです (余談ですが、このブラシも白だと嬉しかった……) 。粉受けの下には磁石があり、近づけるとヒュイッと元の位置に。見ため的にも映えを保てます。

本体の右側面にはグラインドノッカーが付いていて、バネの力で余分な粉やチャフを粉受けに落とすことが可能。粉がさらに散らかりにくくなります!ホワイトでも茶色が目立たないのが嬉しい…… (涙) 。

前モデルから大幅アップデートした『Gen2ブリュー刃』

© 2023 Kigu Coffee.
© 2023 Kigu Coffee.

Gen2の刃はフラットカッター式 (=向かい合う丸い刃の間に入った豆を切るように粉砕) 。大きさが家庭用だと珍しく64mmもあるため、より早く挽けるのが特徴です。熱を帯びにくく、豆の負担も減るはず。

スタートから停止まで、動画を撮ってみました。めっちゃ早くないですか?旧モデルと違い「2段階グラインド構造」を採用。1回挽いてからさらにもう一度挽くことで、粉の均一性が高く、微粉も少なくなるとのこと。

上 : Gen2 下 : Gen1

Gen1と違い、刃の溝の長さが切り替わっているという点で、2段階のグラインドをする仕組みになっているそうです。FELLOW 曰く「甘く、バランスの取れた複雑なカップで、さらに十分なクリーンさ」を可能にしたとのこと。

静音性と自動ストップ。賃貸でも使いやすい

モーター音
挽き音

モーターの回転音もすごく静かで、挽き音も想像よりずっと穏やか。さらに自動ストップ機能のおかげで、適正なタイミングで勝手に停止。粉の散らかり度も含め、ほんと、終始スムーズに挽き終えられます。

各挽き目で挽いたコーヒー粉がこちら。味わいは?

1:モカポット
3:エアロプレス
6:ハンドドリップ
9:フレンチプレス
11:水出しコーヒー

31段階の中から5段階を選んで、コーヒー粉を撮ってみました。エスプレッソを捨ててドリップ帯に特化しているだけあって、とにかくドリップ挽きが逸脱!微粉が少なくて粉の大きさが均一。粒度分布がとても狭い印象を受けました。

MAXの31クリックもしっかり粗いので、水出しコーヒーやフレンチプレスにも申し分なし。フラット刃だからか、粉の形が尖っているように見えますね。それにしてもたった5秒でこのクオリティが出てくるのは恐ろしい……。

味わいは、よく飲むコーヒー豆がよりクリーンで酸味もほどよく残る感じ。エチオピアを淹れてみると、大好きな WESTSIDE COFFEE で飲んだ味と近くなって、中々再現できずにいたクリーンカップに近づいたような。万々歳でした。

ちなみにこれが、4万円以上する 1Zpresso の手挽きミル『K-Ultra』のドリップ挽き。円錐形のコニカル刃を使っているものですが、やっぱり Gen2 より四角いというか、尖っていないように見えます。

味の違いは、K-Ultra の方が丸みがあって、コクがある印象。どちらも雑味が少ないし、微粉の量も同じくらい。好みの問題ですね。あとは使用感。2万円多く出しても購入する価値が、5秒で挽けて自動で止まる Gen2 にはあると思います。

FELLOW 電動グラインダーのココが良かった!

ここまではGen2のメインスペックを綴ってきましたが、後半では、FELLOW の細かい気配りが光るポイントなども含めて、実際に使ってよかった点や気になった点などをシェアしていきます。

想像よりずっとミニマル。置いていて圧迫感がない

開封して驚いたのが、そのミニマルさ。キッチンに置くと、懸念していた圧迫感は一切ありませんでした。むしろスッキリしたような。僕はホワイトを送って頂きましたが、スペースを広く見せるならホワイトが一押しです。

そうそう、FELLOW のホワイトって表面がざらざらしていることが多い (汚れがつきやすい) のですが、こちらは少しさらさら。粉も掃きやすいし、汚れそうだからブラック一択、ではなさそうです。

ホッパー蓋の裏面には目安となる挽き目表が

31段階中どの挽き目に合わせるといいか、おおよその目安を分かりやすく示してくれる表が、なんと蓋の裏に!これならたまに淹れるフレンチプレスも、どれくらい粗く挽けばいいのか、すぐに確認できます。

グラインダーを買うと、挽き目表みたいなものが紙で付属するんですが、経験上、紛失することがほとんど……。これだと無くさずに済むし、すぐに確認できるのですごく助かります。こういう隠し技が FELLOW らしい。

コーヒー粉を一箇所に注ぎやすい

粉受けの内側には、粉が飛び散ることなくドリッパーに入れるためのブレード型のパーツが。これはもしかすると賛否両論あるかもで、粉すべてを入れるには、粉受けを数回ほど振らないといけないんです。

でも個人的には超ウェルカム派。これのおかげでペーパーフィルターに粉が付くことなく、ドリッパーの中央に綺麗に注げるから……!粉が飛び散ったり、フィルターの壁に粉がまばらに付く方がイヤじゃないですか?

ちなみに粉受けの内側には目盛りも。コーヒー豆をスケールなしで量ることもできそうです。

FELLOW 電動グラインダーのココが気になる…

やっぱり気になったのが、エスプレッソ用に挽けない点。だからこその粉のハイクオリティーや、幅広い調整レンジを確保できたので仕方ないですが、贅沢を言えば、これ一台でエスプレッソも……と考えてしまいますよね。

ただちょっと朗報で、通常よりも少し粗めに挽く手動エスプレッソメーカーを愛用している人は、”なんとか” エスプレッソ用にも使えちゃうかもしれません!ちょっと Flair Espresso で試してみたのですが、、、

少し水っ気が強め。ハート?がなんとかできる程度に終わりましたが、一応ラテも作れそうです。味は若干薄めだったものの、普通に美味しい。これはこれでアリな気もしています。Rok Coffee とかにも使えるはず。

Varia の電動グラインダー『VS3』との違い

© 2023 Kigu Coffee.
© 2023 Kigu Coffee.

いま話題の電動グラインダーと言えば、Varia の『VS3』ではないでしょうか。価格は52,800円と FELLOW と近く、サイズ感もほぼ同じ。ただ僕は使ったことがないので、Kigu Coffee 担当のNaruo氏に違いを伺ってみました。

※Kigu Coffee は Varia の正規代理店でもあります。

⚫︎早いグラインド時間
⚫︎フラット刃か、コニカル刃か
⚫︎グラインドセッティングの違い

⚫︎自動ストップ機能

まずグラインド時間は Gen2 が圧倒的で、ドリップ1杯分 (15g) であれば5秒ほどで挽き終えられます (VS3は約0.8g/秒。豆15gだと約18秒の計算) 。電動は音が大きいので、グラインドは早いに越したことがないですね。

© 2023 Kigu Coffee.

そしてここからはどちらが良いというより、好みの問題。Gen2 は64mm フラット刃を採用しており、クリーンカップでフレーバーが明るめ。対して VS3 は38mmコニカル刃を備え、複雑さや甘みがあるのが特徴です。

© 2023 Kigu Coffee.

挽き目調整は、Gen2 が31段階なのに対して、VS3 は無段階。調整の幅は VS3 の方が圧倒的ですが、Gen2 はダイヤルが前面にあって調整が容易。難しく考えなくて済みます (エスプレッソにも使いたい人は VS3 の一択) 。

あと、自動ストップ機能が VS3 には搭載されていません。僕はもう自動ストップが当たり前になっていますが、あるとないとでは天と地の差。個人的には31段階もあれば十分なので、Gen2 派です。

まとめ

こんな感じで FELLOW の電動グラインダー『Ode Brew Grinder Gen2』を先行レビューしてみました。本体は4.6kgもありずっしりしているのですが、比較的持ちやすいデザインなので簡単にセットできました。

VS3 が Kigu さんからリリースされたとき、大人気ですぐ売れ切れになった記憶があるので、気になっている方はお早めに。本日4月26日から予約販売がスタート。一般発売は5月26日からです。

FELLOW | Ode Brew Grinder Gen2 – Kigu Coffee 公式サイト

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