コースターや豆皿、ティーバッグレストにも。
お盆に関西へ帰省した際、ANGERS という世界中の雑貨を集めているお店で購入した Mustakivi (ムスタキビ) の小皿『PIKKU』。温かみのあるクリーム色と、優しい絵に惹かれてコースター用に購入したものだ。
東京の自宅に戻ってから実際に使ってみると、予定していた使用シーン以外にもかなり使えた。そこでこの記事では、その様子をお届けしていきたい。北欧チックだけど日本の風情も感じられる、不思議な小皿だ。
Mustakivi (ムスタキビ) とは?
日本らしいものづくりを大切にしながら、フィンランドで長く暮らし、活動を続けてきた石本藤雄氏と共に、改めて故郷である日本に目を向け、見つめ直し、“よろこびのある日常” に繋がるものごとを届けるブランドが『Mustakivi』だ。
石本藤雄氏は1974年から2006年まで、マリメッコ社 (フィンランド ) でテキスタイルデザイナーとして活躍。その後、陶芸家としてもアラビア社(フィンランド)のアート部門に属し、草花や果実のレリーフをはじめとした表現力豊かな陶芸作品を生み出してきた。
2020年より故郷の愛媛に拠点を移し、新たな創作が期待されている。 Mustakivi のラインナップには、淡くカラフルな色合いが落ち着くテーブルウェアから、ハンカチ・手ぬぐいといった布製品まで幅広く用意されている。
自由に使いやすい。Mustakivi (ムスタキビ) の小皿『PIKKU』
さて、改めてこちらが Mustakivi (ムスタキビ) の小皿『PIKKU』。PIKKU はフィンランド後で “小さい” を意味し、 小さいながら様々なシーンで使える点が嬉しい。持ってみたサイズ感はこんな感じ。陶器なのでずっしりとした重みがある。
価格は1,650円 (税込) と、意外にも手に取りやすい。楽天で購入すると送料が690円かかってしまうが、それでも2,000円台前半なのでまあありだと思う。実際に店頭で手に取ってみたい人はこちらのお店に行ってみてほしい。
絵柄は僕が選んだ「セリ」のほか、「ヒメジオン」と「キキョウ」の3種類から選ぶことができる。花が好きだと語る石本藤雄氏の日本への愛を感じられるラインナップだ。僕はあまり花には詳しくないが、日本に馴染みのあるものなのだろう。
実際に使ってる様子はこんな感じ。感想など
- グラスを置くコースターとして
- 抽出後のティーバッグレストとして
- フラワーベース置きとして
グラスを置くコースターとして
サイズは約 φ95×H10mm と程よいので、コースターとして使っても大抵のマグやグラスを置ける。ただし透明ではないマグを置くと絵柄が見えず、また陶器素材のものは傷つく可能性もあるかなと思い、グラスを置くことがほとんどだ。
結露して垂れた水滴がグラスとコースターを吸着させるものの、重さが約85gもあるためグラスをクイっと時計回りに3時間ほど回すと簡単に剥がせた。また縁が垂直に立ち上がってるので、水滴がテーブルにまで垂れることはない。
そしてこれは感覚的な問題なのだけど、セリが自然のものだからか、水滴がコースターに溜まってもみすぼらしく見えなかった。このあいだ紹介したタイル素材のコースター『THE COASTER』と同じ効果が期待できる。
抽出後のティーバッグレストとして
ティーバッグを使って紅茶を淹れた後は、その置き場所としても活用できる。垂直に立ち上がった縁はここでも大活躍である。その考えでいくと、醤油やソースを垂らす豆皿としても使えそうだ。
フラワーベース置きとして
ここまでつらつらと使い方を綴ってきたが、最終的にわが家で落ち着いたのがフラワーベース置きだ。セリがデザインされている箇所に盛り上がりはないので、ベースがぐらつくこともない。
最近は商品撮影のお仕事をすることが多く、素敵なインテリアを見つけては何かと購入しているのだけど、先日買った KINTO のアクアカルチャーベースを置いてみるとぴったりサイズ。すっかりこれが定位置となった。
まとめ
こんな感じで先日迎え入れた Mustakivi (ムスタキビ) の小皿『PIKKU』を紹介してみた。コースターにしてはやや高価なのがネックかもしれないが、石本藤雄氏の描くこの優しいセリの絵と柔らかい色味は、好きな人には絶対ハマるもの。
この絵にビビッときた人は、ぜひ購入を検討してみてほしい。そうそう、これ単体だけでディスプレイするのも可愛いので、ここを何かで埋めたかったの!という場所にもぜひ。キーやアクセサリー置きにも活用できます。