スタイリッシュで美しい、しかも大容量の真空断熱ボトル。
これまではコーヒーを美味しく飲むためのタンブラーばかり使っていたけど、最近はボトル (水筒) も愛用している。それが今回頂いた『FLSK (フラスク)』の高機能ボトルだ。梅田にある蔦屋書店で見かけてから気になってたものだった。
このボトルを愛用する理由は豊富な機能性にあるのだけど、中でもその決め手となったのは「炭酸OK!」だから。デザインは良いのに炭酸はだめ、だからペットボトルで持ち運ぶ…なんてことももうないのが最高だ。
ドイツ生まれの『FLSK | フラスク』、そのボトルについて
こちらが『FLSK』のボトル。開発したのは、高級住宅街やブティックが並ぶドイツのミュンヘンに本拠地を構える FLSK Products GmbH 社。その美しい街並みにインスピレーションを受けながら、このフォルムに至ったそうだ。
炭酸も大丈夫と言うだけあって、底面はまるで炭酸飲料のペットボトルによく見るシルエットである。ステンレス素材の蓋はペットボトルのキャップほど小さくなく、滑り止めのような仕様も施されてるので握りやすく、開けやすい。
僕が選んだカラーは上品な見た目をする「ホワイトマーブル」というもの。その他には定番のブラックやホワイト、シルバーなどから、好みや服装に合わせて選べびやすいカーキーやローズゴールド、シャンパンまでの計10色が展開されている。
サイズは「350・500・750・1,000ml」という大容量のラインナップ。せっかくだから750mlを選ぼうとしたけど、僕がプライベートで使う鞄のサイズを考慮して500mlをチョイス。カラーによっては350mlがないので、詳しくは公式ページを見てほしい。
■サイズ別の価格一覧
・350ml:税込5,170円
・500ml:税込5,390円
・750ml:税込6,490円
・1,000ml:税込7,590円
カラーによって違うコーティングについて
FLSKのボトルは外装のコーティング方法によってカラーごとの質感が違う。コーティング方法は「スペシャルコーティング」と「パウダーコーティング」の2つ。
ホワイトマーブルには「スペシャルコーティング」が施されていて、美しいデザインを傷から守ってくれるそうだ。ホワイトマーブルはサラリとした質感のホワイトを基調とし、差し色にはグレーを盛り込んだ繊細なカラーリングが美しい。
■スペシャルコーティングが施されてるカラー
・Champagne (シャンパン)
・White Marble (ホワイトマーブル)
・Rosegold (ローズゴールド)
一方で「パウダーコーティング」は少しザラつきのある加工が施され、滑りにくく手で持ち運ぶのにも適している。年中手がサラサラという人には、カラー展開も豊富なパウダーコーティングをおすすめしたい。
■パウダーコーティングが施されてるカラー
・Khaki (カーキ)
・STNLS (ステンレス)
・WHTE (ホワイト)
・MDNGHT (ミッドナイト)
・FRST (フォレスト)
・BRDX (ボルドー)
・BLCK (ブラック)
ボトルとしての機能性
- 密封性の高いボトルキャップで炭酸やお酒もOK!
- 世界最高クラスの保温・保冷力
- 高級ステンレス鋼でドリンクの風味を守る
FLSKのデザインやカラーリングが美しく、外観の話ばかりをしてしまったが、このボトルの真髄は豊富な機能性にある。
密封性の高いボトルキャップで炭酸やお酒もOK!
フタを緩める際、わずかな隙間から空気をゆっくり逃がすことができ、急なガス爆発を防げるそう。実際に開けると分かるんだけど、フタを指でしっかり覆うことができるから開けるスピードを調整しやすい。音も鳴りづらい。
ボンッ!と爆発音が鳴ることはなく、プシュ〜とガスが抜けてくれる。ふつう図書館やオフィスなどで炭酸を飲むには少々気を遣うかもしれないが、FLSK だと音に気付かれにくい。保冷も効くため好きな場所で美味しく、気楽に飲める。
世界最高クラスの保温・保冷力
FLSKは保温18時間・保冷24時間という驚異的なパフォーマンスを発揮している。これは魔法瓶に採用される真空二層の技術に加え、ボトル内側の外装 (ステンレスの壁) に銅のコーティングを行うことで、さらに保温・保冷力を高めているかららしい。
たとえば500mlの場合、4℃のドリンクを室温22度の環境に置くと24時間後でも10℃前後をキープできるそう。キンキンに冷えたジンジャーエールを実際に持ち運んでも、冷たさがかなり持続した。感覚的には申し分ない。
ただし実際は「保温18時間・保冷24時間」まで検査している他タンブラーメーカーはほとんどなく、比較する基準がないそう。そこで6時間後の温度変化も検証もしたようなので、その結果を一応載せておこう。
高級ステンレス鋼でドリンクの風味を守る
健康へ影響を及ぼす可能性が懸念されている BPA (ビスフェノールA) が一切使用されておらず、乳児および小さなお子様にも安心して使える。BPA フリーなので環境にもやさしく、再利用も可能だそうだ。
また高級ステンレス鋼を採用することで味移りすることなく、錆びにくい。キャップの底面にも同じ素材を採用することで病原菌を寄せ付けにくいとのこと。夏には余計嬉しいポイントだ。
中目黒で実際に『FLSK』ボトルを持ち歩いてみる
実際に FLSK ボトルを持ちながら、セミの声が降り注ぐ夏の中目黒を歩いてみた。当日は近くで撮影のお仕事があったので、終了後に代官山のスタバで作業。そのままテイクアウトして、中目黒駅に向かうシーンを撮影した。
2時間もスタバにいると汗のせいでお腹周りが冷えるので、ホットコーヒーを注いでもらった。味移りすることなく錆びにくい高級ステンレス鋼を使用してるだけあって、飲んだときに不快なステンレス臭がしにくい。
これは僕が使う500mlでの感想になるけれど、蓋を指先で覆うようにすると持ちやすい。まるでペットボトルを持ち歩く感覚に近い。写真の持ち方でも問題ないが、ホワイトマーブルはさらりとした手触りなので落とさないか少し不安ではあった。
特筆すべきは保温効果の高さだった。3時間が経ってもほとんど温度が変わることなく熱々。帰宅した8時間後でも温かく、僕のような猫舌の人が怯えることなく快適に飲める温度になっていた。タンブラーも色々試してるけど、過去一だと思う。
なおボトルと一緒に専用の携帯袋も付属している。出かける際は傷からボトルを守るために必ず使うようにしよう。
まとめ
こんな感じでドイツ生まれのボトル『FLSK』を紹介してみた。洗浄するための FLSK オリジナルクリーニングビーズ (税込2,090円) もあるので使ってみるのもありだが、僕は細長いスポンジで洗うようにしてる。汚れもサッと落ちてくれた。
そうそう、スタバでテイクアウトするとき店員さんに「アイス系のドリンクも注げますか?」と伺ったところ、なんとかして氷も入れるので注文してもらってOKですよ!とのことだった。フラペチーノはものによるとのこと。
手がサラサラなことが多い人はパウダーコーティンングを。それさえ意識して選べば、とても良いマイボトル生活を送れると思う。もしこの記事を読んで気になった人がいたら、ぜひ購入を検討してみてほしい。