もう秋号の『珈琲時間』が届いた。
今月の大きなテーマは「気分が変わる郊外カフェ」。コロナ禍で遠方への移動がむずかしくなってしまったが、そんな今だからこそ知りたい情報、見たい景色が詰まった一冊になっていた。制限が減ったときのために、カフェ情報を蓄えておこう。
気分が変わる郊外カフェ『珈琲時間 2021年11月号』
今月の『珈琲時間』の表紙、これまでの中でいちばん好きだ。学生の頃自転車で西日本を横断したことのあるぼくだが、旅の途中、地元の人とぼくみたく遠方から訪れた人との交流はいつもこんな感じ。最初は一定の距離感があるけれど、徐々に近寄っていく。
さて、”郊外カフェ” というだけあって、いつもよく見る東京のカフェが少ない。そんな知る人ぞ知るカフェは、店主手作りの食器たちで賑っているようだ。店主の感性が至るところに詰まったお店、嫌いじゃない。むしろ大好きだ。「うちの主人が作った器なんですよ〜」なんて言われると、すぐその店のファンになってしまう。
また地域交流が密に行われる郊外だからこそ、店内を彩るのは店主の作品だけではない。知り合いのアーティストが手掛けたインテリアや食器が並んでいるお店も。SNSで知れ渡った東京の人気カフェでは、オリジナル商品があったとしても、ブランドのカップなんかにその店のロゴが入るに留まることが多い。
コーヒー器具と同じくらいコーヒーウェアも好きなぼくにとっては、疑う余地もなく郊外カフェは贅沢な時間を過ごせる場所。はやく行きたい…!
環境に配慮したコーヒーグッズ
『珈琲時間』の冒頭では、コーヒーにまつわる話題のあれこれをダイジェストで紹介してくれる。今月号に限った話ではないけれど、環境に配慮した、いわゆるエコフレンドリーなグッズがよく紹介されるようになった。
とくに今回紹介されていた植物性ミルクは新しい。世間的に今はまだ、植物性はビールでいうとノンアルコール的な、少し物足りない位置付けにあるように見えるが、ミルクとの差がなくなる日も近いのかもしれない。
余談だが、ぼくは最近スタバでラテ系を飲むときにミルクをオーツミルク (オーツ麦から作られる植物性の飲料) に変更してもらう。牛乳との差をそこまで感じられないし、牛乳のべたつき感もなく、むしろ飲みやすくて好きかもしれない。
まとめ
本来はもっとボリューミーな珈琲雑誌だが、ぼくが特に共感した点を中心にサッと振り返ってみた。『珈琲時間』を購読し始めて、今冊子でちょうど一年。読み続けた理由にはコンテンツの面白さもあるけれど、”マニアックすぎない” 点も大きい。
ぼくはコーヒー器具に関してはマニアックな領域で生活しているかもしれないが、コーヒー豆の種類や細かな風味の違いなど、正直あまり詳しくない。リラックスしながら淹れて、直感で美味しい!と感じることができれば、それで満足だからだ。
『珈琲時間』の中身は大半をカフェの紹介ページが占め、コーヒーグッズの紹介も抜かりない。ときにはコーヒーのお供に嬉しいスイーツの作り方も特集しれてくれる。すっかりわが家ではお馴染みになった珈琲雑誌。次号も楽しみだ。