保温できる、ガラス素材のダブルウォールドリッパー。
昨年の末頃に登場した Brewista のドリッパーがずっと気になってたので、今回お借りしてみた。ただ最初にお伝えすると、借りた翌日に購入しました (笑) 。理由は抽出のしやすさと、実物の見た目の方が商品画像より好みだったから。
在庫がない状況がしばらく続いていたようだけど、先月入荷したようなので気になる人はぜひ早めにチェックしてみてほしい。
Tornado Duo Double Wall Glass Dripper – Brewista Japan 公式サイト
Brewista ダブルウォールグラスドリッパーの特徴
● ダブルウォールグラス
● 18本の渦状のライン (リブ)
高度な技術が必要なため、ひとつひとつ手作りで作られている Brewista の 『Tornado Duo Double Wall Glass Dripper』。大きな特徴は上の2つ。
ガラス素材のドリッパーはふつう熱を保ちにくいが、二重構造によりプラスチック素材より熱を保つことに成功しているそうだ (Barista Hustle の記事を参照) 。そのためか少し甘さを感じやすいように感じた。
ドリッパーの内側には18本のリブがまるで竜巻のように施されている。この渦状の構造により抽出中の水の速度が速くて激しいため、”Tornado (トルネード)” と名付けられたそうだ (抽出速度については後述) 。リブの凹凸感は思ったより深め。
細かな外観をレビュー
ダブルウォール設計のため、抽出後でも不快な熱さを感じることなく持つことができる。くびれ部分は太すぎず細すぎず、ドリッパーを持ちやすい。ゴールドの部分はガラス2層の間に施されてるので、使ってるうちに傷つく心配はなさそうだ。
またかなり大きいように見えるけど、ガラスが二重になってるため実際は1~2杯用。1~4杯用のV60ドリッパーとほぼ同じサイズなので僕はすっかり勘違いしていた。コーヒーをたっぷり淹れたい人にはやや物足りないかもしれない。
個人的に惹かれたのが受け皿。淹れ終えた際にドリッパーを一時的に置くのだけど、あると意外にも便利。素材はポリウレタンなのでガラスを置いても高音ノイズが鳴らず、収納時のドリッパー置きとしても嬉しい。
抽出速度はどれほど速いの?
抽出中に流れるお湯の速度がとても速いとのことで、見た目の近い HARIO のV60と比較すると、感覚的には同じくらいだった。速すぎず遅すぎず、お湯の注ぐ勢いで味わいをコントロールしやすい印象だ。
V60との違いは分かりにくかったけど、Brewista の方が少しボディ感強めのように感じた。渦状のリブにより、お湯とコーヒー粉が満遍なく接してるからだろうか。ただ使い慣れてるV60とほぼ同じ速度で抽出できるのは使いやすくて良い。
余談だけど、もし普段から HARIO のペーパーフィルターを使ってるなら1~2杯用がおすすめ。1~4杯用でも問題なく使えたけれど、少し紙が余るようにも感じた。
まとめ
こんな感じで Brewista のグラスドリッパーを紹介してみた。Brewista といえば細く美しい曲線を描いた電気ケトルの印象が強かったけど、ドリッパーも本当に素晴らしかった。使ってみた感じは割れにくそうだが一応慎重に扱いたい。
最後に価格について。ひとつずつ丁寧に作られてるドリッパーは7,150円 (税込) と正直お高め。でもコーヒーを淹れてテンションが上がるのは確かなので、気になる人は今のうちにぜひ。
Tornado Duo Double Wall Glass Dripper – Brewista Japan 公式サイト