
マイベストセラミックフィルター。
メインのフィルター (ドリッパー) としてほぼ毎日使うと、セラミックフィルターならではの面倒なメンテナンスが必然的に増えてしまう──だから、基本は飲み水の濾過用に。
いつもと違うコーヒーの飲みたいときに、〈Cerapotta (セラポッタ) 〉 のセラミックフィルターを使うようにしています。
多孔質素材、〈Cerapotta〉 のセラミックフィルター


インスタのPR案件として送って頂いた〈Cerapotta〉 のセラミックフィルター。気づけば一軍コーヒー器具としても愛用していたので、ブログでも紹介していきます。
特徴は、髪の毛よりも細い5μm (マイクロメートル) の孔を持つ多孔質素材。触るとざらざら (というよりジャリジャリ?) 。小さな穴がコーヒーの雑味を濾過し、苦味や酸味が落ち着いたまろやかな味に仕上がります。

で、この味が結構すごい。普段ペーパーフィルターで淹れる人は、初めてセラミックを使うとその違いに驚くはず!(詳しくは後述) 。価格はスタンド込みで6,930円 (税込) になっています。
外観レビュー
使い続ける上で〈Cerapotta〉の何が良いって、シャープな円錐形なところ。11cmもある高さはセラミックフィルター界で珍しいのでは。逆さまにして省スペースで収納できます。
ただ難点を挙げると、高さがあるからマグカップに直接フィルターを置くのが難しい。コーヒーに浸かっちゃうだろうなぁ。


付属するスタンドはサラッとした触り心地。クリーム色混じりの白で気に入っているのですが、こちらはフィルターがぐらつくという難点も。傾きによる味の微妙な変化に敏感な人は気になるかもです。
実際に〈Cerapotta〉 でコーヒーを淹れてみて


効率よく抽出するためにも、11cmの高さが一役買っているらしく。実際抽出はスピーディーでした。とはいえ注湯回数を増やすと濃くしやすい一面も。コーヒーの甘さをが全面に出る印象があります。
コーヒーの粉が目詰まりすると、手入れの頻度が上がるので、それを防ぐために粉は粗挽きに。それでも風味がしっかり出るから不思議。


抽出時間が3分を超えても雑味がサーバーに落ちにくいので、4~5投で注いで、3分半~50秒で落ち切るペースで淹れています。4杯分までスムーズに落とすためにもこの高さは必要なんだろうなぁ。
14gの粗挽き粉を使って、お湯200mlを注いだときの微粉はこれくらいの量と大きさでした。ステンレスフィルターより穴が小さいから、通り抜ける粉サイズも極小。飲んでいて気にならない量ですね。
セラミックフィルター最大の壁、お手入れ


粉が詰まると抽出が遅くなって、手入れが必要に。電子レンジで温めたり、沸騰した容器での煮沸、あとは火で炙ったり。詰まり度合いに応じて手入れの面倒さはヒートアップします。
使うグラインダーとか挽き目の大きさよるけれど、大体8回くらい使うと目詰まりが気になり始めます。
それが嫌で、メイン器具として使えていない訳なんですが、できるだけドリップ用に使う回数を減らす (目詰まりしない用に使う)、という方向で、習慣的に使えるようになりました。ズバリ、主な用途は水の濾過です。


水道水を飲んだ人が体調を崩したりとか、天然水の審査基準は水道水よりも低いとか。何を信じたら良いんだーとなったときに、〈Cerapotta〉で濾過して飲んでみたところ、味が少し違う気が。舌触りも滑らか。
もうこればかりは自分の舌に嘘をつかれている気もするし、本当かは分からないのですが、他の方のレビューでも、水がまろやかになった、と言っている方も多くて。
とはいえ毎回濾過するのは面倒なので、〈Cerapotta〉を使うのは朝起きてすぐ飲む常温の水だけ。朝から丁寧な暮らしをしているように感じて、心に余裕が生まれる時間になっているはず(!)。
(別に水にそこまでセンシティブになる必要はないんですけどね。ただ単に濾過するのが楽しいんです。)
まとめ

こんな感じで〈Cerapotta〉を使う感想をレビューしてみました。普段はペーパーフィルターで浅煎り豆を淹れるのですが、酸味が穏やかな、ホッとする味を欲するときに〈Cerapotta〉を使っています。
週に1回、少ないと2週間に1回ペースでコーヒー用に使う分には、水の濾過に使ってもコーヒーの影響は全く感じません。感覚的に6回ほどコーヒーに使うと水にもその風味が付くような、気が。
コーヒーに使ったらしっかり水洗いして、飲料水にコーヒー風味が移らないようにするのが良いと思います。この使い方をする人をSNSで見たことはないですが、よければ真似してもらえると嬉しいです。
