フードペアリング向き。波佐見焼のコーヒーカップ&ソーサーを (だいぶ前に) 買いました。
コーヒーをスイーツと一緒に楽しむことを “フードペアリング” と言ったりする。夜じかんにコーヒーを飲むときは、ほぼ決まってクッキーやチョコを一緒に食べるのだけど、『agasuke』のソーサーにはそれらを乗せやすい。
小ぶりのお菓子だったら5つは置けてしまう。そんなに乗せると不恰好とはいえ、たとえば「今日は3つまで」、とソーサーに乗せた数しか食べれないようにわざと自制。夜遅くにコーヒータイムを楽しむときによく使っている。
お菓子を乗せやすいコーヒーカップ&ソーサー『agasuke』
こちらが焼き物を取り扱う総合商社・西海陶器が手がけるカップ&ソーサー『agasuke』。“アガスケ” とは “格好つけ” などを意味する東北の方言とのこと。一方で生産は、長崎県の中央北部に位置する波佐見町付近。いわゆる波佐見焼だ。
agasuke の魅力は、公式がプレートとも謳うほど大きなソーサー。少し高さのあるデザインのため、下から指先をスルッと添えることができ、持ち運びやすい。容量は230ml。モーニングコーヒーやスイーツと一緒に飲むにはちょうど良い。
価格は3,630円 (税込) 。だけど、Amazon だと3,015円 (税込) で手に入るため僕はそちらで購入してみた。なお記事公開時に開催されている Amazon ブラックフライデー中は、2,658円までプライスダウンしていた。買うなら今!
■波佐見焼 (はさみやき) って?
波佐見焼は400年以上の歴史を持ち、現在でも日用食器のおよそ16%のシェアを誇る。しかし、長らく「有田焼」として売られてきた歴史を持ち、近年までその名前が表に出ることは少なかった。
年輪のような曲線が美しい外観レビュー
個人的に惹かれたのは、この独特な質感。わざと釉薬 (ゆうやく) を薄くかけ、生地をさらに削ることで独特な曲線や、ムラのある風合いを作り出している。艶感があるようにも感じるが、撫でると凹凸も感じられる手触りが気持ちいい。
ちょこんと備わっている持ち手は、指一本が余裕をもって通るサイズ。カップの下部に付いているから、持ち上げたときに重さを感じにくい。ただし高さのあるソーサーは、他のお皿と重ねて収納するにはやや不便な一面も。
実際に使ってみた感想
カップの内側とコーヒーが垂れがちなソーサーの中央は、艶のある質感に加工されている。そのため時間が経ちこびりついた汚れも、水洗いでサラッと落ちやすい。食洗機や電子レンジでも使えるから、日常使いでは申し分なしだった。
飲み口は薄め。飲み口部分にかけて徐々に薄くなっていくので、コーヒーがスルッと流れ込んできた。ボディ感のある深煎りコーヒーも、軽やかに感じやすい。そして底面に比べて狭まった口径は、浅煎りの華やかさも際立たせてくれた。
まとめ
こんな感じでサラッとだがカップ&ソーサー『agasuke』を使った感想を綴ってみた。カップ&ソーサーと一口に言っても、種類は様々。個人的に良いと感じるのは、容量が自分のスタイルに合っていて、ソーサーを持ち運びやすいもの。
マグユーザーからすると agasuke の容量は物足りないだろうけど、僕は朝昼晩、毎回ドリップして200mlほど抽出するから容量的にはぴったり。ソーサーも持ちやすく、普段お菓子やスイーツと一緒にコーヒーを楽しむ人にぜひ勧めたい。