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日常使いもなんのその | KAFFEEFORM. (カフェフォルム) カップ&ソーサー

コーヒーかすを再利用。ドイツで話題のカップ&ソーサーを買いました。

時代がサステナブルだから、というよりも、興味本位で購入してみたのだけどこれが結構おもしろい。開封した途端、ベルリンのカフェから回収したというコーヒーの香りが漂ってくるのだ。

購入したのは1年以上も前なのだけど、「コーヒーかすの素材感」や「陶器と比べてどう違うのか」「実用的なの?」などなど、実際に使ってみた感想をレビューしていこう。

KAFFEEFORM. | カプチーノ カップ&ソーサー

Contents

KAFFEEFORM. (カフェフォルム) について

©️2023 KAFFEEFORM.

ドイツ人プロダクトデザイナーの Julian Lechner (ジュリアンレヒナー) 氏によってローンチされたのが、KAFFEEFORM. プロジェクト。彼がイタリア留学中、レストランで見たコーヒーかすの山がきっかけだそうだ。

ドイツの年間コーヒー消費量は6.5kgで世界第3位 (日本は4位) 。そしてさすが環境先進国ドイツ、2017年からは持ち帰り用紙コップに課税がされたとのことで、ますます人気に拍車がかかりそうだ。

原料となるコーヒーかすは、週3回ベルリンのカフェから回収。カップ&ソーサーひとつあたりエスプレッソ6杯分ものコーヒーかすが再利用されている

日常使いもなんのその。カフェフォルムのカップ&ソーサー

改めてこちらが今回紹介した KAFFEEFORM. のカップ&ソーサー。食洗機を使うこともできて、容量も200ml入るため意外にも日常使いに向いている。数年前にはタンブラータイプも登場したようだ。

サイズは僕が購入した「カプチーノ (200ml)」と「エスプレッソ (60ml)」の2つで、価格はそれぞれ4,180円と3,520円 (税込) 。日本だとほとんどの人がカプチーノ一択だと思うので、まぁ高めではある。

コーヒーかすの素材感、触り心地はどう?

勘違いしていたのだけれど、コーヒーかすがそのまま再利用されている訳ではなく、植物由来のバイオポリマーも配合した「kaffeeform (カフェフォーム)」と呼ばれる独自素材から成るらしい。

まず持ってみると、その軽さに驚くはず。陶器と違い、落としても割れる感じが一切なく、保温性にもより優れているそうだ (使った感じはあまり違いがない気が……) 。少しザラッとした手触りからは、素材感をフルに堪能できる。

開封直後に漂っていたコーヒーの香りは、使ううちに無くなってきた。このカップにコーヒーばかり注いで使っていても、その香りが付くことはないようだ。期待しすぎには要注意。

一風変わった外観をレビュー

カプチーノサイズの外観はこんな感じ。ソーサーの中央が盛り上がっていて、軽めのカップも安定して置くことができる。コーヒーかすは裏面までふんだんに。中央にはKAFFEEFORM. の文字が記されている。

飲み口は薄すぎず、厚すぎず。どっぷりとコーヒーが流れ込んでくるというよりは、気づけばスッと口の中へ入ってくる印象を受けた。持ち手は大きくないけれど、カップ自体がとにかく軽いので指一本とおれば快適に持つことができる。

広めのソーサーにはチョコレートを置くことも。ちょうどリンドールを置いている箇所が窪んでいて、お菓子を添えやすい。持ち運びやすさにも一役買っていると思う。

まとめ

いかがだったろうか。コーヒーかすと聞くとややインパクトに欠ける気もするが、斬新なアイテムが多く並ぶショップ「CIBONE」でも取り扱いのある (タンブラータイプ) ことから、実は注目されているのでは?と。

日本だと ONIBUS COFFEE がコーヒーかすを再利用した石鹸を開発したり、テイクアウト用タンブラーを同エリアの別ショップで返却できるようにしたりと、なかなか面白い取り組みが生まれてきている。

ドイツのコーヒーかすを使ったカップも素敵だけど、贅沢を言えば日本のコーヒーかすで作られたカップもいつか使ってみたい……!

KAFFEEFORM. | カプチーノ カップ&ソーサー

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