ペーパーフィルターの有無を問わない!?ESPRO(エスプロ)の『BLOOMドリッパー』レビュー

「金属フィルターのドリッパーには粉を直接入れてドリップ。ペーパーフィルター用のドリッパーには紙をセットしてドリップする。」これまでは両者を使い分けていたけど、それはただの固定概念だったのかも。

楽天ポイントが貯まっていたのでイイ感じのドリッパーを楽天市場で探していたところ、アジア圏のドリッパーとは違う至極スタイリッシュなデザインが目に入ってきた。

それが今回紹介したい、ESPRO(エスプロ)『BLOOM(ブルーム)ドリッパー』だ。最大の特徴は、ペーパーフィルターを付けても “付けなくても” ドリップできること。これひとつで表現できる味の幅が一気に広がり、間違いなく使い勝手のいいドリッパーだと感じたので早速レビューしていきたい。

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元エンジニアの知恵が詰まったESPRO(エスプロ)の「BLOOMドリッパー」

こちらが今回購入したESPRO(エスプロ)の『BLOOMドリッパー』。上から下に行くに連れてキュッと引き締まるデザイン性が、至極スタイリッシュな北米のドリッパー感を遺憾無く醸し出してくる。

ESPRO(エスプロ)は、カナダの元エンジニア2人により設立された会社。日本では滅多に見ることのないようなユニークなコーヒー器具を開発している。カナダは僕が1年間留学していた国でもあるので、個人的な愛着もあって懐かしい‥‥。

ペーパーあり “なし” の2WAYでドリップできる

価格は4,950円(税込)と少し高めの設定だけど、BLOOMドリッパーは2パターンの淹れ方ができる。”専用” のペーパーフィルターを付けてドリップすることもできるし、ペーパーフィルターを付けずに金属フィルターとしても使える

専用のペーパーフィルターには32個のヒダがあるので、それもスムーズな抽出を実現するのに一役買ってくれてる。本体はステンレスでできていて熱伝導もかなり良く、ドリッパー内の温度を高い状態に保てるのも特徴。

スッキリしたコーヒーを飲みたければ紙をセットして使えばいいし、濃厚なコーヒーを飲みたければ紙をセットせずに飲めばOK。紙をセットしない分環境・経済的にも優しいし、この使い分けができるのが個人的には革新的だった。

ただこの専用紙、100枚入って1,320円なので相場よりもかなり高めな上に、フォルムが特徴的なので替えが効かないのが難点。ただし、ドリッパーを購入すると専用フィルターが10枚付属してくるから、それでまず試してみて購入するかを検討してみるのがオススメ

ちなみにサイズは幅120×奥行き120×高さ108(mm)、容量が300mlとたっぷりと1人分を淹れられるサイズ感となっている。2人分(400ml)を淹れてみたけど、お湯が抜けるスピードが一気に落ちたので1人分がベスト、というよりほぼマストに感じた

特許を得たマイクロフィルターでスムーズな抽出を実現

これまた心が高揚したお気に入りのポイント。抽出の肝となる “特許を得た” フィルター部分には無数の穴が空いていて、公式サイトによると1502個もの穴があるのだそう。

これにより成分を無駄なく抽出し、豆の香りを最大限にコーヒーに閉じ込めることができる。実際に穴から出てくるコーヒーを見てもらうと、表面張力が働きコーヒーは見えているのにフィルター部分に張り付いたままになっている。

エンジニアがドリッパーを開発したらこんなことになるのか‥‥と、特許を取得していることもありエンジニアを崇拝したくもなるが、豆に含まれる良い成分が無駄なく抽出されたことが飲むと分かる

もちろん金属フィルターとして使うと微粉(フィルターをも通り抜けるほど細かなコーヒーの粉)も一緒に抽出されるが、一般レベルなのでそこまで気にならない。

HARIO(ハリオ)V60よりも速い抽出スピード

これはESPROの公式YouTubeチャンネルで実験した抽出速度の実験動画。かなり早い抽出ができるHARIOのV60よりかも倍以上速く抽出することができている。

急激に下に向かってくびれていくオリジナリティー溢れるフォルムにより、コーヒーの質を落とすことなく早い抽出を実現しているようだ。
ただし、金属フィルターとして淹れる場合は挽き目が細かいほど抽出スピードが徐々に落ちていくのが気になるところ。

粉を中挽きより粗くして量も減らすと、比較的スムーズに淹れられた。もちろん目詰まりも多少するけど、洗う際に食器用スポンジでこすれば比較的簡単に取り除けるのでご安心を。

ESPRO(エスプロ)「BLOOM ドリッパー」のこだわりがスゴい

  1. マグカップに淹れても溢れないよう中が見える
  2. シリコンのスリーブで熱さを感じない
  3. 残りカスを捨てるとき地味にうれしいのがココ

マグカップに淹れても溢れないよう中が見える

実は今回BLOOMドリッパーと一緒に購入したのが、同じくESPROの「テイスティングカップ」(形状によって香りをの感じ方が変わるというおもしろすぎる個性があるので、後日記事にまとめておきたい)。

そんなマグカップに先にミルク(150ml)を注ぎレンジで温め、それに直接BLOOMドリッパーでドリップ(コーヒー150ml)してカフェオレを作ろうとしたところ、なんと!コーヒーを淹れながら中のミルクが見えるではないか‥‥!

通常マグカップにドリップするとどれくらいコーヒーが溜まってるのか目視できず、溢れてしまったら嫌なのでまず透明のサーバーでドリップしてからマグカップに注ぐ(グラム数を量りながら淹れても、中が見えないのは少し落ち着かないので)。

しかし、BLOOMドリッパーの下部には穴が空いているため、そこからマグカップ内の状態を目視することが可能になっている

中の状態が全て見えるわけではないが、これだけでも安心感が増幅する上に、このわずかな隙間からコーヒーがポタポタと垂れていき、波紋が広がるのを眺めるのはBLOOMドリッパーだからこそできるコーヒー体験だ。

シリコンのスリーブで熱さを感じない

「コーヒーを淹れ終わり、本体を持ち上げようと中央のくびれている部分を持つとめちゃめちゃ熱い。これはデメリットだ!」と言いたいのだが、案外そんなこともなかった。

上記を避けるために、ドリッパーの上部にはシリコン製のスリーブが付いている。そこを持ってドリッパーを持ち上げると熱さを一切感じることなく持つことができ、しかもスリーブには網目状に凹凸模様が刻まれていて、指が滑らないようになっている

コーヒーかすを捨てるとき地味にうれしいのがココ

「シリコンスリーブを持てば熱くないからもう何も怖くない」というとこれまた案外そうでもなく、キッチンでコーヒーかすを捨てる時もスリーブを持ったままだと、中々かすが落ちてくれない(金属フィルターで淹れた場合)。

かと言って熱い本体を持つ訳にはもちろんいかない。そんなときに活躍するのが、他の金属製ドリッパーよりも面積が広いドリッパー下部の平らな部分だ。

この部分は淹れてるとき直接コーヒーと触れ合っている訳でもなく、ただサーバーやマグカップに落ちたコーヒーの蒸気を受け続けてるだけなのでそこまで熱くない。しかも面積が他より広いのでこの部分の熱伝導はいい意味で悪い。

2~3回振り、ゴロッとコーヒーかすが落ちてくれるのは爽快の極みだ。

衛生面を考えて “カップの上” に置いて収納

フィルター部分が少し飛び出ているBLOOMドリッパー。収納する時にふと、「コーヒーが出てくるフィルター部分が棚の表面に直接当たるのは衛生的に少し嫌だな」と思った。

そこで収納する時は、ESPROの「テイスティングカップ」の上にBLOOMドリッパー置くようにしている。ブランドで揃えられるし、見た目もすごく気に入っているので僕のカフェオレセットをそのまま棚に置くことにした。

まとめ

こんな感じでESPRO(エスプロ)の『BLOOMドリッパー』についてじっくりと記事にしてみた。執筆前に予定していたよりも遥かにボリュームが増えてしまったが、それほど中身の詰まった濃いコーヒードリッパーとなっている。

まとめ

【ココが良い】

  1. ペーパーあり&”なし”の2WAYでドリップできる
  2. 特許を得たフィルターにより無駄なく成分を抽出する
  3. 専用ペーパーフィルターが付属している
  4. 淹れながらマグカップの中が見える
  5. シリコンのスリーブにより熱さを感じずに持てる

【ココが気になる】

  • 専用ペーパーフィルターが少し高価
  • 2人分は淹れるのに時間がかかってしまう
  • 中細挽きの豆を金属フィルターで淹れると終盤に抽出スピードが落ちる

スッキリとしたコーヒーから濃厚なコーヒーまで、ドリッパーひとつで表現できる味の幅がここまで広げられるのは本当に魅力的。もしプレゼントでドリッパーを送るなら断然BLOOMドリッパーだ。パッケージのお洒落さでまずテンション上がってくれそうだし。

少し高価なドリッパーだけど、「これまでの常識から逸脱したドリッパーを使ってみたい!」「幅広い抽出レシピを試して、自分にとってベストな味わいを見つけたい!」と思ってる人にはぜひ使ってみてほしい。

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