専用アプリと連携して味をコントロール&研究できる、オールインワンコーヒー器具。
50年の歴史を誇るコーヒー器具メーカー・Wabilogic (ワビロジック) から、ドリッパーやスケール、サーバーまでが一体となったニューデバイス『Senz V』が誕生。この夏 Makuake にて日本上陸を果たしています。
多機能なデバイスを使うと頭がパンクしがちな僕ですが、操作感は案外シンプルで使いやすい。PR記事ではありますが、使用感など素直に書かせていただいたので、購入前の参考にして頂けたらと思います。
Wabilogic | Senz V スマートハンドドリップデバイス – Makuake
Wabilogic | Senz V スマートハンドドリップデバイス
こちらが今回の主役 Wabilogic の『Senz V』。専用アプリと連携して、憧れの人のレシピを丸々再現したり、逆にマイレシピを登録してシェアしたり。グラフを見ながら湯量や注ぐタイミングもチェックできます。
ただこれなら他にも似たようなものがあるのですが、Senz Vの凄いところは「コーヒーのテイストや濃度が可視化される」こと。これが醍醐味の器具だと思ってもらえらば◎。ほんと面白いので、この後詳しく紹介していきます。
価格は Makuake だと29,600円 (税込)。一般価格の42,900円はちょっと高い気もするので、買うなら今がベターかと。開催期間は今年の8/31までです (レビュー遅くなってごめんなさい……!😭) 。
スマートTDSセンサーでテイストを可視化
一番の魅力は、味の特徴をブリュースコアで教えてくれる点。SCA (スペシャリティコーヒー協会) の基準に基づいて、9種類のテイストからドリップしたコーヒーがどこに位置するのか、ブリュースコアとして表示します。
再現度は高い気が。酸味に寄ってたら確かにその通りに感じるし、コクならコクを感じやすいコーヒーに仕上がっているような。複数種類のコーヒー豆では試せていないのですが、現時点で試した3種類だとこんな感想でした。
あと、TDSの数値も示してくれます。SCAが定める適正抽出値が1.15〜1.35%とのこと。普通に淹れればこの間には収まるので気にかけてはいないですが、味の研究となると便利な指標だろうなぁ。
プロのレシピを完コピ。お気に入りレシピはシェア!
トレンドでもあるレシピのシェア。もちろんSenZ Vにも備わっています。QRコードを読み込んで、粉や湯量、注ぐタイミングを知るのが一般的なところ、SenZ Vならグラフの角度を見ることでお湯のスピードまでも知れるからすごい。
“何分に何ml注いで” でも再現性は高いけれど、お湯の注ぐスピードまでは難しい。ゆっくりの基準も人それぞれで、人によって中挽きの感覚が違うくらい、湯量調整も大変なんですよね。
そして美味しいかったレシピは、他の人にもシェアハピしましょう。コーヒー豆やお湯の量、挽き目はもちろん、どのコーヒーショップの豆かまで登録できます。残しておきたいことがあればメモ欄へ。
読むより淹れろ。『SenZ V』でドリップしてみる
テキストだと使用イメージが湧きづらい器具ベスト3に入るこちら。ここからは、実際に使っているところをシェアしていきます。今回は他の人のレシピをドリップする方法を。
インスタでは使っている様子をリール動画で載せているので、よければこちらもチェックしてみてください。
まずは専用アプリをダウンロードして、プロフィールを登録。その後BluetoothでSenz Vと接続します (爆速でつながります) 。
アプリトップの「ブリューシェア機能」をタップして、お気に入りのレシピを保存 (保存マークをタップ) 。トップに戻って「My WABI 履歴」から保存したレシピをタップします。
ページ下部の「レシピを表示」をタップ。キレやコクを足してアレンジするのか、レシピそのままドリップするのかを選択します。あとはブリューマップを見ながらドリップするだけ。
※コーヒー粉もこの時点で量ります (粉を入れるとスマホのg数が変化) 。通常のコーヒースケールのように、タイマーを押してドリップスタート!といった使い方はできないようです。
グラフが滑らかな上りならゆっくり注いで、急なら勢いよく注ぎます。お湯の勢いで抽出スピードや成分の出方が変わるので、ここまで再現できるのは嬉しいはず。
お湯が落ち切ると自動で終了し、ブリュースコアとして「テイスト」や「TDS」が表示されます。この後は、参考にしたレシピをアレンジするも良し、狙いどおりの味なら繰り返しドリップするも良し。
結果をもとに、理想の味をひたすら研究し続けるシステムが備わっています。最初から自分のレシピでドリップすることももちろんできますよ。
未来デバイス『Senz V』を使ってみた感想まとめ
味はスッキリ目。抽出が早くて淹れやすい
V60に似たドリッパーは抽出速度が早く、しっかり蒸らしても3分以内に落ち切りやすい。だからコクを出すにも向いていて、表現できる味の幅は広い印象を受けました。購入すると日本限定ドリッパーも付いて来るとか。
紙フィルターは付属しますが、フィット感はまあまあ。中の人曰く、「海外版含めドリッパーが複数あり、各ドリッパーに合わせて紙フィルターを作っていないことから、完璧なフィット感をまだ実現できていない」とのこと。今後に期待!
これからの新しいアプリ機能に期待!
期待したいことと言えば、アプリ機能の追加ですよね。記事執筆時点で僕が試しているSenz Vは、まだ試験的なもの。今後はお得にコーヒーを買えるポイントシステムや、コーヒーショップ情報などが追加予定だそう。
地味にいいなぁと感じたのは「ダイアリー機能」。ショップや豆の情報、その他残しておきたい情報をまとめることができます。(今は使っていないですが) 昔はコーヒー日記アプリで管理していたので、アプリ内で一括管理できるのは便利!
購入前の参考に。気になった点
さて最後に気になりポイントも。写真だと可愛らしい器具に見えるかもですが、開けてびっくり、まぁ大きい。V60ドリッパー (1~4杯用) の1.2倍はあろうかという大きさ (と重さ) は、外国人向け器具がそのまま来日した感が。
ドリッパーを支えるブリューイングタンクも含めて大きい。サーバーは普通サイズですが、全体的に洗うのに手間を感じます。味を研究するならこんな大きくなくて良いのでは?と思う訳ですが、構造上仕方ない気も。ん〜残念。
あと正直なところ、淹れながらスマホ画面でブリューマップを見るのは結構器用な技でした。しかも僕が使うiPhone12 miniのミニチュア画面だと、Senz Vの高さもあってかグラフが見にくいんですよ。となると、
スマホを手に持って → もう片方の手でケトルを持ってドリップして → 注ぎながらスマホ画面を見る
というフローを注ぐたびに繰り返すことになるんですが、女性や僕のように華奢な男性はハードでは?と。なのでスマホを置くならタブレットを、持つなら小さめのケトルを使いたいですね。
まとめ
こんな感じで、PR記事とはいえ気になった点もしっかり綴らせてもらいました。でも大きなサイズ感を除くと、本当にワクワクするコーヒー器具。これからのアプリ機能の追加実装次第で、もっともっと面白くなりそうです!
繰り返しにはなりますが、Makuakeでの先行リリース期間が8/31までと、あと一週間ほど。味をひたすら研究したい方はお得なこのタイミングでぜひ。