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1万円台で最高の挽き心地。1Zpresso の最新手挽きコーヒーミル『X-Pro』レビュー

1万円台でもっとも使い心地、パフォーマンスに優れた手挽きコーヒーミル。

これまで色々なミルを使ってきたけれど、今年夏に 1Zpresso から登場した『X-Pro』は別格かもしれない。1Zpresso の日本語版サイトの翻訳を僕が担当させて頂いていることもあり、先行で送って頂いてから4ヶ月ほど使っていた。

あまりに良かったので結論から伝えておくと、他の高性能モデルより挽き心地が圧倒的に軽く、ぎりぎり1万円台というコスパも最高。それでいて粉の均一性も高い。だから普段ならあり得ないけど、今回はみんなにすすめたい!

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浅煎りも軽く挽ける。1Zpresso の手挽きコーヒーミル『X-Pro』

こちらが台湾のミルブランド・1Zpresso の『X-Pro』。第一印象はとにかく挽き心地が軽い!ミルは “金属刃が大きいほど軽く挽ける” と思っていたが、これはコンパクトなのに軽い。他の高性能モデルより断然すいすい挽けた。

挽き目の調整数は、さすがの330段階 (最大5周半) 。ここ最近のコーヒーミルは、100以上の挽き目数が当たり前になっているが、自宅で使う程度なら正直100くらいがちょうど良かったりはする (笑) 。まあ多いに越したことはない。

挽き目調整は 1Zpresso お得意の本体上部で。粉受けを外す必要がなく、指先が汚れないのが嬉しい。質感は少しざらっとしていて、カラーはシルバーにゴールドが配色されたシャンパンゴールドという印象。容量は25~30gとたっぷり2杯分ほど。

X-Pro で挽いたコーヒー粉はこんな感じ

ここからはエスプレッソ (極細) 挽きとドリップ (中) 挽き、フレンチプレス (粗) 挽きで挽いたコーヒー粉を拡大して見ていこう。

コーヒー粉の良し悪しを決めるのは、”均一かどうか”。サイズ感にばらつきがあると、細かい粉からは雑味など嫌な成分まで抽出されてしまい、逆に大きい粉からは成分が抽出されにくい。結果、同じレシピで淹れても味が安定しなくなる。

ドリップ (中) 挽き

ドリップ (中) 挽き

さて、まずは中挽きから。粉の大きさはかなり均一で、微粉も少ない。同ブランドの上位モデルである JPproJX-pro に比べると若干劣るが、大差はなく味の違いもわずか。そのため僕は JPpro と交互に使っている。挽き心地は JPpro より軽い!

エスプレッソ (極細) 挽き

エスプレッソ (極細) 挽き

続いて極細挽き。1Zpresso が推奨する挽き目を参考に挽くと、少し粗くなりすぎた。僕が使う Flair Espresso のエスプレッソメーカーを使っている人は「0.5」くらいが良さそうだ。味は他のハイエンドモデルと比べてもあまり遜色なかった。

フレンチプレス (粗) 挽き

フレンチプレス (粗) 挽き

粗挽きは 1Zpresso に関係なく、粉の均一性が落ちがち。X-Pro も他の挽き目に比べると落ちたけれど、個人的には十分。今回は挽き目「3」で試してみたところ、「2 (ドリップ挽き)」と大差なかったので「3.5」くらいが良さそうだ。

1万円台の TIMEMORE や Varia のミルよりは確実に粉が均一だし、微粉もかなり少ない (詳しくは後述) 。これが 1万円台で買えるのは、本当に魅力的な選択肢だろう。わがままを言うと、持ち運び用のポーチが欲しかった……。

使い心地と外観レビュー

使ってみてまず驚いたのが、パウダーカップの裏面。倒れにくいようゴム素材が備わっていた!これは新しい。カップの着脱がマグネット式だともっと最高だったけど、収納するときの懸念であった “倒れないだろうか” を少し解決してくれた。

そして蓋のガラス部分も改良。冬の時期は静電気でコーヒー粉が付着しがちだけど、フロストガラス (曇ったザラつきのある手触り) にすることであまり付着しなくなった。あと傷も付きにくい。持ち手はこれまで通り握りやすい逆三角。

コーヒー粉を注ぐ箇所は、広すぎず狭すぎずといった感じ。蓋をセットしにくいということもなく、パウダーカップを装着するときの金属音も鳴りにくいように改良されていた。

しかし唯一気になったのが、コーヒー豆の挽き残り。挽き終えたと思っても、実は豆が1~2つほど残っていることが多々ある。ミルを上下に動かしたりして、挽き残りがないように工夫する必要はありそうだ。

他ブランドの手挽きミルと比べてどう?

左:Xpro 中央:Varia 右:TIMEMORE
Varia ハンドグラインダー
1Zpresso『X-Pro』コーヒーグラインダー
TIMEMORE『NANO』ハンドグラインダー

1万円台でオールラウンドモデルのコーヒーミル2つと比べてみよう。自宅で使う人が大半だと思うので、ドリップ挽きに絞って写真を並べてみた。結果は、X-Pro が粉の大きさの均一性、微粉の少なさの両方で群を抜いていた

ここに2万円台のコーヒーミルを並べるとまた結果は違ってくるのだけど、1万円台のミドルクラスでこのクオリティは本当に素晴らしい。ちなみに挽くときの音は、シャリシャリと薄くスライスしているような感じ。個人的にはすごく好み。

まとめ:これからも使い続ける?

もちろん使い続けようと思う。これまで僕は 1Zpresso の「JPpro」と「JXpro」を交互に使っていたんだけど、JX-Pro は豆を入れる箇所が狭くこぼしがちだった。そこで、機能的にも大差ない X-Pro を代わりに使う予定だ。

個人的には上記の理由で使い続けるんだけど、ブログで被写体をしてくれてるパートナーは、僕以上に X-Pro を気に入ったようで (笑) 。理由は「力がなくても軽く挽ける」「シャンパンゴールドのような色味が可愛い」からとのこと。

いつもは敬遠していた浅煎り豆も軽く挽きやすいようで、女性にもかなりおすすめしたい。購入は 1Zpresso 自ら出品している Amazon から。気になる人はぜひ!

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