1Zpresso から “エスプレッソ用” コーヒーミル『J-Max』が登場!計400段階、0.0088mm 単位で挽き目調節が可能に。レビュー

つい先月 Flair Espresso の「Flair pro 2」を購入し、エスプレッソのある暮らしが晴れて始まった。訳なのだが、せっかく美味しいエスプレッソを淹れられるなら、グランインダーにもこだわりたいと思い始めた。

ところが実際に調べてみると、”完全エスプレッソ用” のグラインダーは電動式が多く、見た目にもこだわると安くて8万円…もちろん場所も取る。わが家の賃貸キッチンはそこまで広くなく、グラインダーを置くであろう棚の幅も狭いので半分諦めていた。

そんな中、1Zpresso の担当者さんから「エスプレッソ用のミルが発売されるので使ってみませんか?」とお声がけ頂いた。なんでも「0.0088mm 単位で挽き目を調節できる」とのこと。挽き目のわずかな違いが味わいに直結するエスプレッソにとって、これは魅力だ。ありがたく先行で使わせてもらうことにした。

実際に2ヶ月ほど使って分かったことは、ぼくには手挽きで十分。ということ。お店でお客さんにエスプレッソを提供する訳でもないので、連続で豆を挽くことなんて滅多にない──なので電動に頼る必要もない。コンパクトに収納できて、細かく挽き目調節、そして均一に挽ける。これを実現する『J-Max』が最適解だと思った。

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0.0088mm 単位で調節できる。1Zpresso の『J-Max』

左から順に、1Zpresso / JX-Pro・JPpro・J-Max・TIMEMORE / NANO

こちらが先月発売されたばかりの 1Zpresso のエスプレッソ用ミル『J-Max』。ステンレス刃には強度が強く、錆びにくいチタンがコーティングされている。0.0088mm という圧倒的に細かい単位で挽き目を調節でき (最上級モデル JPpro は0.022mm)、合計400もの調節段階があるのでスイートスポットを見つけやすい

そして挽くのが軽い。ふつう細く挽くと重いし時間もかかるはで、男性でも腕の力を消耗した。が、さすがエスプレッソ用と謳うだけあって割とスイスイ挽ける。もちろんドリップ用に挽くほどの軽さではないが、これならエスプレッソも手挽きでいいやと腑に落ちた。また後述している付属のゴムバンドを付けると一層挽きやすくなる

左:JPpro 右:J -Max

色味は JP-pro と一見似てるが、実際に見比べると J-Max の方が少し暗みがかってる印象。重さは 775g とそれなりに重め。価格は28,980円 (税込) と高級ラインではあるが、10万円以上する大きな電動ミルと購入しないでいいと思うとまだリーズナブルだろう。

1Zpresso / J-Max Manual Coffee Grinder



⚪︎サイズ:14 x 18 x 5.6cm

⚪︎容量:35~40g

⚪︎重量:775g

⚪︎付属品:ミルブラシ・ブロアー・携帯用ケース

⚪︎素材:木・シリコン・ステンレススチール・アルミニウム合金・ポリカーボネート

挽き目は上のダイヤルで調節、粉受けはマグネット式に。外観レビュー

ダイヤルを一周回すと一段が下がる

挽き目は上部のダイヤルで手間なく調節。最も細かく設定した時に、ピラミッドマークの上 (五段目上) にちょうどダイヤルが来るようにする。そしてダイヤルを一周回してより粗く設定すると、一段下がるという仕組みだ。

これの嬉しかった点は、何周回したかを簡単に確認できるところ。他のミルの場合、ダイヤルを回すうちに何周したっけ?となることがあり、その度に最初から回し直す、もしくは粉受けを外して内刃がどれくらい飛び出ているかを確認しないといけなかった。

また粉受けはマグネットによりカチャッと取り外し。これが最高。1Zpresso の中では Kシリーズにすでに磁石が採用されいてたが、今回新たに Jシリーズにも採用された。粉受けの着脱がちょっと楽しみになった瞬間だ。ちなみに磁力はかなり強いので、挽いてるときに外れる心配はなさそう

粒度の揃い具合はこんな感じ。JPpro、JX-pro とも比較

調節ダイヤルを 1周・3周・4.5周 (Max) させた時の挽き目はこんな感じ。1Zpresso 曰く、これまでは前に紹介した JX-pro をエスプレッソ用に使う人が多かったが、J-Max にシフトする人も増えてるとか。

一応粗くも挽けるものの、粒度の揃い具合はかなりバラバラな感想を持った。そして思ったほど粗くなかった。ギリギリ粗挽きと言えるかな?レベル。中挽きは比較的揃っている方だと思うが、JX-pro や JPpro に比べるとやや引けを取る。

極細挽きで挽いたところを JPpro と JX-Pro とで比較もしてみた (細か過ぎると違いが分からないので少し粗め) 。どことなく J-Max が最も揃ってる “気” がした。ただし JPpro も同じくらい揃っていた。改めて 1Zpresso 最上位ミルの凄まじさをここで知る。

ちなみに上記3つのミルで淹れたエスプレッソを飲み比べた感想は (タンピングの力加減は毎回一定とは言えないので、あくまでも参考になれば…だが)、JPpro や JX-Pro はやや渋みを感じやすいのに対し、J-Max は甘みが際立ち、まろやかに感じやすい。おそらく微粉が少ないからだと思う

付属ポーチでアウトドアにも最適。Flair Espresso との組み合わせも◎

左:J-Max 用ケース 右:Flair Pro 2 用ケース

J-Max には携帯用ケースが付いてくる。500mlペットボトルの1.5倍くらいのサイズ感。指でノックするとコンコンと響くほどなので、易々とは変形しない仕様になっている。車にサッと詰め込んで、アウトドアに持ち出すこともできそうだ。

そしてふと思ったのは、Flair Espresso にも専用ケースが付いてきたということ。材質も全く同じ。つまりこれら2つがあれば、家では場所を取られず美味しいエスプレッソを淹れられて、外に持ち出しても変わらぬ味を楽しめるのでは?と。

狙って2つを揃えた訳ではないが、この組み合わせがコスパ・サイズ感・携帯性を考えてもベストではないだろうか。少なくともぼくのように、広くない賃貸キッチンでエスプレッソを淹れたい人にはこのペアをおすすめしたい。ミルの容量は少なくていい!という人には、 TIMEMORE のNANO との組み合わせがいいだろう。

掃除のための分解から組み立てまで

分解

調節ダイヤルのみ 1Zpresso の他のミルと少し造りが違うので、そこだけ気をつければあとはお馴染みの分解・組み立て方法だ。

分解は簡単なのでサラッと。まずは粉受けを外す。調節ダイヤルは挽き目の粗い方向に回していくと外れる。するとミルの下からは金属刃がゴロっと落ちてくるので、片方の手でキャッチしてあげて残りのパーツを取り出していく。

あとは付属のブラシなどを使って掃いていくだけ。次に組み立て。

組み立て

外刃
内刃のシャフト (棒) にパーツを通す

外刃を取り付けたら、内刃についたシャフト (棒) に太いバネ→金属の輪っかの順に小さなパーツを組み立てていく。(※金属の輪っかは出っ張りのある方が上向き)

そして組み立てたパーツを本体の下から通し、上から飛び出たシャフトの先に残りのパーツを写真の順ではめていく。

ピラミッドの頂点に「0」が来るように調節ダイヤルを回しておく。

あとは刃と本体を固定するために、小さな蓋を回して取り付けていく (小さな蓋を取り付けるときは内刃を下からギュッと押し上げる)。そして蓋を時計回り (細挽きの方向) に動かなくなるまで回していく。

実際に J-Max を使ってみてどうなの?

全体的な印象を先に伝えると、”エスプレッソのある暮らしを快適にするには?” を念頭に設計されたのがよく分かった。前述したとおり挽き心地の軽さもそうだが、それ以外にも嬉しい点があったので記しておきたい。

滑ると感じたら付属のゴムバンドを付けるのもあり

細かく挽くときは力が要る。もし滑って握りにくいと感じたら、ゴムバンドを付けてみてはどうだろうか。エスプレッソ用ミルならではの付属品だろう。試しにぼくも付けてみると、ホールド力が劇的に向上する訳ではなかったが、あると確かにギュっと握れる。

なくてもあまり問題なかったので最近は外してるが、あると便利に感じる人は多そう。女性や手が小さい人、またダブルショットなど多めの粉を挽くときは、付けると腕の疲労を軽減できるはず。

つまみは丸みを帯びた逆三角形。これが一番握りやすい

左:J-Max 中央:JX-Pro 右:JPpro

1Zpresso ではお馴染みの丸みを帯びた逆三角形のつまみ。個人的には他のどのつまみよりしっくり握ることができる。またハンドルはオールラウンドに挽ける JX-Pro よりも長くして、腕全体を使ってより力強くハンドルを回すことができるようになっている。

フタが広いのでコーヒ豆をドバドバ入れられる

フタ部分は手挽きミルにしては広め。なのでコーヒー豆をドバドバと勢いよく入れられる。個人的にはダブルショット用に 20g ほどの豆を一度に量ることが多く、ドリップに比べると一回あたりに使う豆が多いのでとても助かってる。

静電気による粉の付着量が多い

気になるのは静電気による粉の付着量。これがとにかく多い。細かく挽くと、静電気により付着する粉の量が増えるのは当たり前だが、J-Max は構造上、外刃が内刃の底を囲うようになっているため、粉がまとわりつく面積が多いのだ。

Flair Espresso 用に少し荒めに挽いてみてもこの付着具合。そのため挽いたら軽く本体を叩いてあげて、粉受けを取り外すようにしている。

まとめ

こんな感じで 1Zpresso の『J-Max』グラインダーを使った感想を記してみた。ぼくは電動のエスプレッソグラインダーを持ってないので比較はできないが、J-Max のクオリティーは間違いなく高いはず。0.0088mm という圧倒的に細かな単位で挽き目調節ができるのは、エスプレッソを淹れる上でとても魅力だ。

微粉の少なさゆえのまろやかな甘さは J-Max ならではだろう。ただ正直なところ、挽き心地は JX-Pro や JPpro も負けじと軽いし、美味しいエスプレッソも淹れられる。JX-Pro なら価格を 5,000円 ほどだって抑えられる。なので最上級に細かい挽き目調節やポータブル性、マグネット式の粉受けを手にしたい人には J-Max をおすすめしたい。

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