今年は過去一でコーヒーグッズを買いました。
昨年10月にブログを開設して以降、読者の参考になれば……という言い訳を指針にコーヒーグッズを買い漁りはじめた。なので今年は例年の比じゃないほど大豊作。そこで前々から憧れていた「その年に買って良かったモノ」をランキング形式で紹介していきたい。
2021年 | 本当に買って良かったコーヒープロダクトTOP10
10位:Flair Espresso | Flair Pro 2
TOP10 に滑り込んだのは Flair Espresso の『Flair Pro 2』。手動エスプレッソメーカーとは思えぬほど綺麗なクレマが拝める優れものだ。省スペースで置ける点も、決して広くない我が家には嬉しいポイント。
とはいえ価格は 42,800円 (税込) もするし、ドリップに比べてエスプレッソは抽出が難しいため最初の苦戦は覚悟しよう。僕は最近ドリップ熱が再沸騰してるため10位に終わったが、本当に買って良かった。来年の頭頃にはレビューしたい。
9位:TIMEMORE | NANO コーヒーグラインダー
第9位には “小さいけど機能的” な TIMEMORE の『NANO』コーヒーグラインダー。36段階で挽き目調節でき、硬度の高い金属刃を備えてるため粉の均一性も高い。最大15gのミニマム容量を考えると、1杯に最適なコーヒーミルと言える。
また世にも珍しい折りたたみ式のハンドルは、スパイス瓶感覚でほとんどの隙間に収納できる点も魅力だ。手動ミルはできるだけコンパクトなものを選び、気楽に挽きたい。
8位:Prepara | EVAK キャニスター
第8位は Prepara の『EVAK エアタイトフードストレージ』。これまで不透明のキャニスターを使っていたが、気づくと豆がない!となる事もしばしば。そこでガラス素材、かつ蓋を押し下げるだけで空気が抜ける EVAK を購入した。
嬉しい誤算だったのは、タンブラー感覚で持ち運べる点。僕の場合、キャニスターを置く棚からドリップするキッチンまで淹れる度に行き来しないといけず、それが地味に手間。煩わしさが少し減ったので TOP10 入り!
なおサイズはS~Mの3つ。個人的には200gのコーヒー豆がちょうど入るMがおすすめだ。コーヒーショップは200gで販売してるのが多い点を考えても、Mサイズがベストな選択だろう。
7位:Trinity Zero
第7位はオーストラリア生まれの『Trinity Zero』。わずか115gというポケットにも収まるサイズ感と、まるでガジェットのような見た目に男心がくすぐられ購入した。
抽出方法を説明すると長くなるためベストバイでは割愛するが、ペーパーフィルターや細く注げるドリップケトルが不要な点が嬉しい。お家でも気軽に使えるし、アウトドアでは収納力抜群のサイズ感と相まって大活躍するだろう。味わいはアメリカーノに近い。
ただし気をつけたいのは1杯分しか淹れられない点。複数杯淹れる場合は、フレンチやエアロプレスという使い分けになりそうだ。
6位:HARIO | V60 耐熱ガラス透過ドリッパー オリーブウッド
約1年ぶりに使い始めた世界の定番『V60』ドリッパーもランクイン。Amazon のブラックフライデー期間中に 45%OFF となってることを知り、オリーブの可愛さにも一目惚れしたため即購入!
抽出クオリティーの高さは言うまでもないが、オリーブのホルダーが見た目以上に機能的。裏面はクッション感のあるシリコン素材なので、ガラスや陶磁器のサーバーやカップに気遣いせず置ける。傷も付きにくく、長く愛用する上でも嬉しい。
なおガラス素材のため熱伝導はそこまで良くない。特に冬場はリンス (紙フィルターにお湯をかける) ついでに、ドリッパーも温めるようにしておこう。
5位:Tata | エスプレッソカップ&ソーサー
第5位は Tata のエスプレッソカップ&ソーサー。イタリア人デザイナーの Kanz Architetti 氏と、佐賀の職人メーカーである 224 porcelain の共同開発で生まれたコーヒーウェア。このサイズ感のラインナップは意外にも少なく、唯一見つけたお気に入りだ。
カップは口径が狭まってるので、エスプレッソの風味を一層感じやすいのが特徴。保温力も高めな気がする。そして機能性はないけど可愛いから全てOKなソーサーは、フラットな形状。そうそうこんなの欲しかった!となり迎え入れた。
なお最大で80ml入るので、ダブルショットにも丁度よい。シングルで抽出してミルクと1:1で割るのにもハマってる。ぜひ。
4位:Brewista |Artisan Gooseneck Variable Kettle
惜しくも BEST3 は逃したものの、本当に買って良かったのが Brewista (ブリューイスタ) の『Artisan Gooseneck Variable Kettle』。
半年以上使った感想は「細く丁寧に注ぎやすい」「機能性の多さは日常用ケトルとしてもありがたい」。保温の精度も高く、沸騰スピードも僕が知る限りだといちばん早い。急速沸騰機能もあるため、インスタントを作る際に「+」「-」ボタンを連打する必要がないのも嬉しい。
ただし最近は、FELLOW の電気ケトルを使う方が多い。理由は単純で、ホワイトの筐体がわが家のキッチンに少し合わない……から (ブラックにすべきだった) 。電気ケトルはインテリア。好きな色で選ぶのも大事だが、空間との一体感を意識するのはもっと大切かも。
3位:TIMEMORE | BLACK MIRROR コーヒースケール「Basic+」
いよいよ第3位。ここからはどれも甲乙つけ難いのだが、一応ランキング形式で紹介していこう。まずは TIMEMORE のコーヒースケール。これまで HARIO の定番スケールを使ってたが、重さの反応速度の遅さに満足できず TIMEMORE へスイッチ。結果大満足してる。
反応速度は期待どおり速いし、今年から一部アップデートされたことにより主電源のスイッチが側面に搭載された。おかげでスケールを動かす際、意図せず電源が ON になることも減った。
これで HARIO に近い薄さになると敵なしだ!なお Acaia のスケールも素晴らしいが、スケールにそこまで投資する勇気がなかったので TIMEMORE をチョイスした。今のところ不満はないので、当分は使い続けたい。
2位:FELLOW | Stagg EKG 電気ケトル
続く2位にランクインしたのは、FELLOW (フェロー) の『Stagg EKG 電気ケトル』。先月からホワイトも日本仕様になり登場し、今一番国内で熱いドリップケトルでは?と感じてる。
また最近は FELLOW を導入するお店も増えてきたようだ。その大きな理由は「誰が注いでも流量が一定になりやすい」点にある気がする。角度を変えてもほとんど湯量が変わらないのだ。なので初心者・プロ関係なく同じ勢いのお湯を注げる。
もちろん「一度単位の温度調節」や「ケトルを戻すと自動で保温してくれる」機能性も心強い。また圧迫感が少ないミニマル電源ベースには、ボタンがひとつしかない。そのシンプルな操作感も魅力だ。
1位:1Zpresso | JPpro コーヒーグラインダー
栄えある1位に輝いたのは、1Zpresso の『JPpro』コーヒーグラインダー。僕は好んで手動ミルを愛用してるのだけど、使い心地・粉の均一性・デザインの全てにおいて、ここまで満足できるものはなかったので優勝。実際、最高峰とも呼び声高い。
挽き目は上部のダイヤルで手間なく調節できるし、その調節数は120を誇る。粉の均一性もドリップ挽きを筆頭に高く、エスプレッソ用にもかなり細かく挽ける。そして極め付けは大容量のわりに細く、軽い点。毎日気軽に使う上でこの個性は大きい。
ちなみに JPpro は日本オリジナルのモデル。Plusmotion とコラボして開発されたそうだ。そして最近、その後継として『K-Max』も登場している。機能性はほぼ同じ。また粉受けがマグネットになり、価格も1万円ほど低いため今後は K-Max を選ぶ人も増えそうな予感。ただ僕はデザイン的に JPpro かな… (せっかく買ったし)。
まとめ
こんな感じで2021年に本当に買って良かったコーヒープロダクトを10個、ランキング形式で紹介してみた。ご覧のとおり、コーヒーウェアよりも器具に偏った結果となっていた。確かに器具の多様性にハマった一年のように思える。
来年もファッション感覚で色々なコーヒープロダクトを買っていきたい。あとはエスプレッソを淹れる頻度をもっと上げたいかな。それでは良いお年を!